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【衝撃!】腸内細菌がうつ病や自閉症に影響する!腸内環境を整える方法とは…!


今日は、腸内細菌と精神疾患の関係についてお話ししたいと思います。

腸内細菌と聞くと、消化や免疫に関係するものと思われがちですが、実は脳にも大きな影響を与えているのです。

特に、うつ病自閉症といった精神疾患の患者には、腸のトラブルが多いことがわかっています。

では、なぜ腸内細菌と精神疾患は関係しているのでしょうか?

そして、腸内環境を整えることで、精神疾患の予防や治療に効果があるのでしょうか?

この記事では、最新の研究をもとに、その謎に迫ります。

 

腸内細菌とは?
腸内細菌とは、私たちの腸に住んでいる細菌の総称です。

人間の腸には、約100兆個もの細菌が存在しており、その種類は約1000種類にも及びます。

これらの細菌は、食べ物の消化や栄養の吸収、免疫の調節、毒素の排出など、さまざまな役割を果たしています。

腸内細菌は、個人差が大きく、遺伝や食生活、生活環境などによって変化します。腸内細菌のバランスが崩れると、便秘や下痢、腹痛、アレルギーなどの症状が起こることがあります。

腸内細菌と脳の関係
腸内細菌と脳は、神経、ホルモン、免疫などの経路を通じて、相互に作用しています。このことを「脳腸相関」と呼びます。

腸内細菌は、脳に影響を与える神経伝達物質やホルモンを産生したり、免疫系を刺激したりします。

逆に、脳は、ストレスや感情などによって、腸の動きや分泌物を変化させたり、腸内細菌のバランスを変えたりします。

このように、腸内細菌と脳は、密接な関係にあります。

 

腸内細菌とうつ病の関係
うつ病は、気分が落ち込んだり、やる気がなくなったり、不安や罪悪感を感じたりする状態が続く精神疾患です。

うつ病の原因は、遺伝や環境、生活習慣など多岐にわたりますが、脳内の神経伝達物質のバランスが崩れることが一つの要因と考えられています。

神経伝達物質とは、脳の神経細胞同士の情報伝達に関わる物質で、セロトニンドーパミンなどがあります。

これらの物質は、気分や感情に影響を与えます。

うつ病の人は、これらの物質の分泌量や受容体の感受性が低下していることがわかっています。

 

では、腸内細菌は、どのようにしてうつ病に関係しているのでしょうか?

実は、腸内細菌は、セロトニンドーパミンなどの神経伝達物質を産生する能力があるのです。

腸内細菌が作った神経伝達物質は、血液や神経を通じて脳に届き、脳の機能に影響を与えます。

つまり、腸内細菌のバランスが崩れると、脳内の神経伝達物質のバランスも崩れ、うつ病の症状を引き起こす可能性があるのです。

 

国立精神・神経医療研究センター神経研究所の研究によると、うつ病の患者は、下痢や便秘、腹痛など腸のトラブルを抱えている人が多いことがわかりました。

また、精神疾患がある人は、ない人に比べて過敏性腸症候群IBS)を発症している割合が高いこともわかっています。

この研究グループでは、うつ病患者とそうではない人の腸内細菌を比較する研究を行い、うつ病患者の便に存在していたビフィズス菌数は、そうではない人に比べて明らかに少ないことが認められました。

また、乳酸菌飲料やヨーグルトなどの摂取頻度と腸内細菌の関係を調べたところ、うつ病患者の中で週に1回以上これらを摂取している人は、そうではない人に比べて腸内のビフィズス菌が多いことがわかりました。

これらの結果から、ビフィズス菌や乳酸桿菌が少ないと、うつ病のリスクが高くなる可能性が考えられます。

また、うつ病と腸内細菌は、双方向性の関係にあるのではないかと研究所は推測しています。

つまり、うつ病を治療すれば腸内環境はよくなり、腸内環境がよくなればうつ病もよくなるということです。

 

腸内細菌と自閉症の関係
自閉症は、社会性やコミュニケーション、行動に障害がある状態を指す言葉です。自閉症の原因は、
遺伝や環境、脳の発達などに影響されると考えられていますが、まだ完全には解明されていません。

自閉症の人はやはり重い腹部症状を抱えている人が少なくありません。

特に自閉症の程度が重い人ほど、腹部症状も重い傾向があることが指摘されています。自閉症と腸内細菌との関連を調べる研究は比較的古くから行われており、自閉症の子どもに腸内細菌移植を行ったところ、消化器症状の8割が消失し、自閉症の行動異常も改善したとする報告もあります。

自閉症は、効果的な治療法が非常に限られています。そうした中、腸内環境を改善する治療に期待が寄せられています。

 

では、腸内細菌は、どのようにして自閉症に関係しているのでしょうか?

自閉症の人は、腸内細菌の種類や量が、そうではない人と異なることがわかっています。

特に、クロストリジウムやデスルフォビブリオなどの有害な細菌が多く、ビフィズス菌や乳酸桿菌などの有益な細菌が少ない傾向があります。

これらの細菌は、腸内でアンモニアやプロピオン酸などの物質を産生します。

これらの物質は、血液や神経を通じて脳に届き、脳の発達や機能に悪影響を与える可能性があります。

また、腸内細菌は、自閉症に関係するとされるオキシトシングルタミン酸などの神経伝達物質の産生や分解にも関与しています。

つまり、腸内細菌のバランスが崩れると、自閉症の症状を引き起こす可能性があるのです。

 

腸内細菌と精神疾患の関係の可能性
腸内細菌と精神疾患の関係は、まだ完全には解明されていませんが、以下の3つの可能性が考えられます。

腸内細菌のバランスが崩れることで、脳内の神経伝達物質のバランスが崩れ、うつ病自閉症などの精神疾患を発症する。
うつ病自閉症などの精神疾患によって、腸内細菌のバランスが崩れる。
腸内細菌と脳は、相互に作用し合って、うつ病自閉症などの精神疾患の症状を悪化させる。

いずれにしても、腸内細菌と精神疾患の関係は、今後の研究が期待される分野です。

 

腸内環境を整える方法
腸内環境を整えるためには、以下の方法が有効です。

発酵食品を積極的に摂取する。
バランスの良い食事を心がける。
適度な運動をする。
十分な睡眠をとる。
また、ストレスを溜め込まないように、リラックスできる時間を確保することも大切です。


まとめ
腸内細菌がうつ病自閉症に影響するという衝撃的な事実をお伝えしました。

腸内細菌と精神疾患の関係は、まだ完全には解明されていませんが、近年の研究で、両者の間に密接な関係があることが示唆されています。

腸内環境を整えることで、うつ病自閉症の予防や治療に効果が期待できるかもしれません。

腸内細菌は、私たちの健康にとって重要なパートナーです。腸内細菌と仲良くなるために、日々の生活に気を付けてみましょう。

 

 

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