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 災害による心の傷は深刻!回復のために必要なこととは…!

 

災害に遭ったことは、誰にとっても大きなショックです。 地震津波、火山噴火や台風などの自然災害は、突然やってきて、私たちの生活や安全を脅かします。 事故やテロなどの人為的な災害も、同様に恐怖や悲しみをもたらします。

災害に遭った人は、そのときの恐ろしい体験や、失ったもの、変わってしまった環境などに対して、さまざまな感情や反応を示します。 これは、心の傷つきやストレスの表れであり、正常な反応です。 しかし、中には、災害の影響が長く続き、日常生活や仕事に支障をきたすようになる人もいます。 これは、**ポスト・トラウマティック・ストレス・ディソーダー(PTSD)**と呼ばれる症状で、トラウマによる心の傷が深刻なものになっていることを示しています。

PTSDとは】 PTSDとは

Post Traumatic Stress Disorderの略で、日本語では心的外傷後ストレス障害と訳されます。 これは、災害や事故、暴力や虐待などのトラウマ(心的外傷)によって、心に深い傷を負った人が、その後もそのときの恐怖や苦痛を繰り返し思い出したり、回避したり、過敏になったりする状態を指します。 PTSDは、心の病気の一種であり、精神科医や心理士などの専門家によって診断されます。 PTSDは、誰にでも起こり得るものであり、恥ずかしいことや弱いことではありません。 PTSDは、適切な治療や支援によって、回復することが可能です。

PTSDの症状は、人によって異なりますが、一般的には以下のようなものがあります 。

再体験:災害のときの恐ろしい場面や音、匂いなどを、夢やフラッシュバックとして何度も思い出すこと。

回避:災害に関連するものや場所、人などを避けること。また、感情や記憶を抑え込むこと。

過覚醒:神経が高ぶって、常に警戒したり、驚きやすくなったりすること。睡眠障害やイライラ、集中力の低下なども起こりやすい。

無気力:自分や他人に対する関心や希望が失われたり、将来に対する不安や絶望感が強くなったりすること。

PTSDは、災害に遭った人だけでなく、救助や支援にあたった人、目撃した人、報道した人など、間接的に災害に関わった人にも起こり得ます。 また、PTSDは、災害の直後に現れる場合もあれば、数か月や数年後に現れる場合もあります。 そのため、自分がPTSDになっていることに気づかない人も多いのです。

 

では、PTSDになった人は、どうすれば回復できるのでしょうか?

PTSDは、放っておくと悪化する可能性があります。 そのため、早めに専門家の診断や治療を受けることが大切です。 PTSDの治療には、薬物療法心理療法などがありますが、個人差がありますので、自分に合った方法を選ぶことが必要です 。

しかし、治療だけではなく、日常生活でできることもあります。 以下に、PTSDの回復に役立つ方法をいくつか紹介します 。

自分の感情や体調に注意する:PTSDは、心だけでなく、体にも影響を与えます。 自分の感情や体調に気づき、無理をしないようにしましょう。 また、自分の感情や体験を、信頼できる人に話すことも大切です。 話すことで、心の負担が軽くなったり、自分の状況を客観的に見ることができたりします。

リラックスする:PTSDは、神経が高ぶっている状態です。 そのため、リラックスすることで、心と体のバランスを取り戻すことができます。 リラックスする方法は人それぞれですが、深呼吸や瞑想、ヨガなどの呼吸法や運動、音楽や読書などの趣味、マッサージやアロマなどの癒し法などがあります。 自分に合った方法を見つけて、続けてみましょう。

健康的な生活をする:PTSDは、睡眠障害や食欲不振などの身体的な症状を引き起こすことがあります。 そのため、健康的な生活をすることが重要です。 睡眠は、心と体の回復に必要な時間です。 睡眠の質を高めるためには、就寝前にリラックスすることや、規則正しい生活リズムを作ることが効果的です。 食事は、心と体のエネルギー源です。 バランスの良い食事を摂ることや、水分を十分に補給することが大切です。 また、アルコールやタバコなどの刺激物は、PTSDの症状を悪化させる可能性がありますので、控えることが望ましいです。

社会的なつながりを持つ:PTSDは、孤立や孤独感をもたらすことがあります。 そのため、社会的なつながりを持つことが、回復にとって重要です。 家族や友人、同僚や近所の人など、自分を支えてくれる人との関係を大切にしましょう。

また、同じような経験をした人との交流や、自助グループやボランティアなどの活動に参加することも、心の回復に役立ちます。

社会的なつながりを持つことで、自分の価値や役割を見つけたり、自信や希望を取り戻したりすることができます。

このように、災害による心の傷やストレスは、深刻なものですが、無力ではありません。 自分の心の状態を認めて、適切な治療や支援を受けることが第一歩です。 そして、日常生活でできることもたくさんあります。 自分の感情や体調に注意し、リラックスし、健康的な生活をし、社会的なつながりを持ちましょう。 あなたは一人ではありません。 私はあなたの味方です。😊

 

最後に、あなたの心の状態をチェックするために、以下のチェックリストに答えてみてください。

もし、はいやときどきが多い場合は、PTSDの可能性がありますので、専門家に相談することをおすすめします。

チェックリスト
以下の質問に、はい、いいえ、ときどきのいずれかで答えてみましょう。

もし、はいやときどきが多い場合は、PTSDの可能性がありますので、専門家に相談することをおすすめします。

災害や事故などのトラウマに遭ったことがありますか?
トラウマに遭ったときのことを、夢やフラッシュバックとして思い出すことがありますか?
トラウマに関連するものや場所、人などを避けるようになりましたか?
神経が高ぶって、常に警戒したり、驚きやすくなりましたか?
睡眠障害やイライラ、集中力の低下などの身体的な症状がありますか?
自分や他人に対する関心や希望が失われたり、将来に対する不安や絶望感が強くなりましたか?
このチェックリストは、あくまで参考程度のものであり、診断ではありません。

PTSDの症状は、人によって異なりますので、自分の心の状態に不安や悩みがある場合は、必ず専門家に相談してください。

あなたは一人ではありません。私はあなたの味方です。😊